まず菩提寺がある人は、枕経・お通夜・お葬式のお坊さんは菩提寺に頼みますよね。お墓は遠方にあっても、住んでる地域で法事を行ってる人はおつきあいのあるお寺さんに頼みますよね。

うちも法事でおつきあいのあるお寺さんに頼みました。入るお墓が既にある場合は、そのお墓があるお寺に頼むか、そのお寺の紹介のお坊さんに頼まないと後々もめるという話も聞きます。

特殊な事情がない限り、お葬式で頼んだお寺さんとは、お葬式以後の法事でもお付き合いしていくことになると思います。そのへんを考えた上で、決めた方がいいと思いますよ。

ちなみにうちの場合は、戒名も父が生前に用意してました(笑)。うちは浄土真宗だから「法名」というのが正式ですね。おつきあいしてるお寺さんを通さずに直接西本願寺さんへ行ったと聞いてます。

父の葬儀でお寺さんに「生前戒名を頂いてます」ということを話したら、「はい、そうですか」というお返事でした。特に不快感みたいな印象はなく、「位牌に書くので、その戒名を書いたものを出してください」と言われて渡しました。

せっかく生前に頂いても、お通夜前にすぐ取り出せる状態にしておかないと意味がありません。お葬式用の写真もそうですが、家族に「ここに置いてあるから」とあらかじめ伝えておく事が大切ですね。

最近は戒名なしの俗名でのお葬式というのもあるらしいですね。そうしたい場合は、とりあえずお寺さんに相談するべきでしょうね。都会ではそれほど無下には扱われないと思いますよ。あまり厳しい事を言ってると、檀家が集まらなくなるとか言われてますから(笑)。